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空き家の維持費はいくらかかる?実家を持ち続ける前に見る費用

更新日: 2026年5月2日 / 税額や制度は自治体・税務署・専門家に確認してください。

空き家の維持費を計算するイラスト

空き家になった実家は、住んでいなくても費用がかかります。固定資産税だけでなく、火災保険、草刈り、通風、修繕、片付け、帰省交通費まで入れて、まずは「1年持ち続けるといくらか」を見ます。

まず年額で見る

空き家の維持費は、月額だけで見ると小さく見えます。実際には、年1回の固定資産税、保険更新、草刈り、設備不具合、台風後の修繕などが別々のタイミングで出てきます。

最初に作るべきなのは、精密な見積もりではなく、家族で共有できる年額メモです。「最低限かかる費用」と「起きたら大きい費用」を分けておくと、売る、残す、管理を頼む、片付けを先にする、という判断がしやすくなります。

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空き家の選択肢を先に整理する

維持費を払い続ける前に、売却、活用、管理、片付けなどの選択肢を並べて確認します。

維持費の内訳

費用 見るもの 家族で決めること
固定資産税・都市計画税 固定資産税通知書、課税明細書 誰が支払うか、売却まで何年持つ前提か
保険 火災保険、地震保険、空き家時の補償条件 空き家でも補償される内容か確認する
管理 通風、通水、草刈り、郵便物、近隣対応 家族で行くか、管理会社へ頼むか
修繕 雨漏り、外壁、屋根、給排水、害虫・害獣 直して残すか、売却前提で最低限にするか
片付け・移動 残置物、仏壇、家具、帰省交通費、宿泊費 いつ誰が行くか、処分費を誰が持つか

固定資産税で注意すること

住宅の敷地には、固定資産税などの住宅用地特例が適用される場合があります。ただし、空き家を管理しないまま放置し、市区町村から管理不全空家や特定空家として勧告を受けると、住宅用地特例の対象から外れる場合があります。

ここで大事なのは、「空き家になったらすぐ税金が上がる」と決めつけないことです。実際の課税や勧告の有無は自治体ごとに確認します。固定資産税通知書を手元に置き、市区町村の空き家担当窓口や税務担当へ確認できる状態にしておきます。

確認するもの

固定資産税通知書、課税明細書、家屋の状態、自治体からの通知、近隣からの連絡履歴。

管理費と修繕費

遠方の実家では、交通費と時間も維持費です。月に1回見に行けるのか、年に数回しか行けないのかで、草木、通風、雨漏り、郵便物、近隣対応の負担は大きく変わります。

修繕費は、直すほど安心になる一方で、売却価格にそのまま反映されるとは限りません。売る可能性があるなら、先に大きな修繕を決めず、不動産会社や空き家相談先に「売るなら直すべきか」「そのまま売れるか」を聞いてから判断します。

売る・残す判断に使う

維持費のメモは、家族を説得するためではなく、判断を同じ土台に乗せるために使います。思い出がある家ほど、「残したい」という気持ちと「払えるか」という現実を分けて話す必要があります。

1年分の維持費、今後起きそうな修繕、片付けの負担を見ても使う予定がないなら、売却や活用の選択肢を早めに並べます。逆に、数年以内に使う予定があるなら、管理頻度と費用上限を決めておく方が現実的です。

参考情報